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岩手県(わんこそば県)の県名とその他の地名の由来

岩手県

東北にある岩手県という県名の由来は、悪さを何度も繰り返した鬼が岩に残した手形が由来していると言われています。

 

その昔、この辺りの地域に悪行を繰り返していた鬼がいました。その鬼に困り果てた村人たちが、鬼を退治してほしいと三ツ石の神に祈ったところ、鬼を捕らえて石に縛り付け、二度と悪行をせずこの地を荒らさないと約束させ、岩の上に手形を押させたそうです。その昔の伝説が現在の岩手県の県名の由来になっており、現在も三ツ石神社にはその鬼の手形が残されています。

 

また、南部富士とも呼ばれる「岩手山」が噴火した際、周辺地域に多くの岩が飛んできたため、「岩出(いわいで)」といわれるようになり、それがなまって岩手という県名になったとも伝わっています。

 

三陸

三陸という地名を聞くとすごく歴史がありそうなイメージがありますが、実は比較的新しい地名の代表格なのです。

 

この「三陸」という言葉が生まれたのは1868年。現在でいう東北地方のほとんどの地域を占めていた「陸奥国」が五つに分割され、その中の三つ「陸前(宮城県と岩手県の一部)」、「陸中(岩手県と秋田県の一部)」、「陸奥(青森県と岩手県の一部)」を総称して「三陸」と呼ばれるようになったのが最初です。

 

海の幸が豊富で全国的にも有名は三陸海岸と言われる青森県から宮城県に渡る海岸の名に始まり、いろいろなところに名前を残していますが、実は「三陸」という国は、1871年に廃藩置県が行われたため、わずか2年7か月という短い期間でその地名が消えてしまっています。ある意味では幻のような地名ですね。

 

小岩井農場

駅名にもなっているこの小岩井農場という地名ですが、実は「小岩井農場」は岩手県の雫石町にある日本最大の民営農場です。全国のスーパーやコンビニなどにも小岩井ブランドの牛乳は置いてあるため、知名度はかなり高い地名なのではないでしょうか。

 

この農場の名は当然地名から取ったものと思われがちですが、実際にはそうではありません。実際は開発者である三人、日本鉄道会社副社長・小野義真、三菱社社長・岩崎弥之助、鉄道庁長官の井上勝の頭文字を連ねたものなのです。権力者が無理やりねじこんだものっぽい空気が感じられますが、今聞くと意外に自然なものになっていますね。

 

ちなみに、小岩井農場は詩人の宮沢賢治がこよなく愛した場所としても知られています。

 

人首

人首という地名には奇怪な名前の地に眠る悲劇的な英雄の話があります。

 

地名を聞くとまるで怨霊や、生首の妖怪が出てきそうな恐ろしげな地名ですが、この地は岩手県江刺市にあり、「ひとくび」でなく「ひとかべ」と読みます(かべ、の由来は首の古い読み方)。

 

気になるのはその地名の由来ですが、首そのものではなく「人首丸」という、アイヌの英雄の名にあります。人首丸はアイヌの首長といわれる「悪露王(大獄王とも)」の息子でもあり、当時、蝦夷征伐に来た武将、坂上田村麻呂の軍勢に最後まで抵抗したと言われています。

 

「人首」の名の由来は、全身を熊の毛皮で覆っており、顔だけが人間に見えたから、ということだそう。彼が討ち死にした場所が現在の「人首」なのです。